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梅雨も歩けば、紫陽花に当たる

紫陽花の写真

「犬も歩けば棒に当たる」とは、でしゃばると思わぬ災難にあうという戒めを意味する。

同じ意味で「出る杭は打たれる」とも聞くし、調べてみると「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺もあった。

日本人はおよそ控えめであることが好きらしく、他人も同じように控えめであることを望むことから、同じような諺が多くあるのでしょう。これは文明を振り返っても自明で、ぼく自身、静かな人間である。

でしゃばらず、控えめに。

長く語り継がれる言葉は説教くささがなく、従ってみようかなと素直になれる。が、どうも当てはまらないなぁ、と街中で感じることもあるのです。

 

梅雨も歩けば、紫陽花に当たる

でしゃばらず、控えめに。を従順に守り、どんよりとした梅雨空の下を歩かないでいると、季節の花をすっかり見逃してしまう。

そう、この時期は、グラデーションが隆盛を極めているのだ

そして、ぼくはなんと言っても紫陽花が好き。艶やかなグラデーションを見ていると、優しく手を差し伸べられた気分になるんです。

2019年までは心に余裕がなかったのか、紫陽花を見て立ち止まることはなかったけれど、2020年からは視点を改めた結果、街に咲く紫陽花の美しさに気づくことができた(人生22年目の遅咲き)。

 

2020年に撮っていた紫陽花

紫陽花の写真

2020年に撮っていた紫陽花。

井の頭公園のベンチには「立ち入り禁止」のテープが貼られていた。

紫陽花の写真

ウェディングドレスっぽい。

紫陽花の写真

この頃は、全国で外出自粛宣言が出されていたからか、紫陽花を含めて自然が元気だったように感じる。

紫陽花の写真

優しい青。

2020年は、いわゆる一般品種

 

2021年に撮った紫陽花

紫陽花の写真

2021年、はじめて知ったガクアジサイ。

紫陽花の写真

周りの花びらのようなのがガクで、中央の粒々が花弁らしい。

紫陽花の写真

寄ってみると、シワが見える。

紫陽花の写真

紫陽花の原種は「ガクアジサイ」で、よく見かける「モリモリ紫陽花(↓のとか)」は、変異種との噂を聞いた。え、そっちが原種だったの? 世界は知らないことで溢れているなぁ、と今日も痛感させられる。

紫陽花の写真

 

あとがき

災難に遭わないための戒め「犬も歩けば棒に当たる」には、もう一つ意味があるらしい。

それは、じっとしていないで何でもいいからやってみれば、思わぬ幸運にあうことのたとえ。そっくりそのまま、梅雨空の下の紫陽花にも、当てはまるんじゃないかと考えていた。

雨が降っているからとじっとしていては、転がっている幸運(美しい紫陽花)を見逃してしまうのかもしれない。

「梅雨も歩けば、紫陽花に当たる」

 

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